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シンガポールで展覧会

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  皆さん、海外からのメールって、正直ちょっと警戒しませんか? 「ベネチア・ビエンナーレで展示できます」とか、「NFTプロジェクトに参加しませんか」とか。 これまでにも、そんな怪しいメールが何度も届いてきました。 そんな中、少し前にこんなメールが届きました。 シンガポールの美術館からで、「あなたの作品が展覧会に展示されています。オープニングレセプションに招待したい、カタログを送りたいので住所を教えてください」とのこと。 確かに、以前シンガポールで作品が購入されたことはありました。 とはいえ、どうせまた詐欺だろうと思い、シンガポールのミヅマアートギャラリーに確認してもらいました。 すると返ってきたのは、「本物です」という一言。 結果、本当に展示されていて、展示風景の画像も送られてきました。 疑ってしまった自分を少し恥ずかしく思いつつも、どこか信じがたい出来事でした。 現在、シンガポールの美術館 The Private Museum にて開催中の展覧会 「Human Being Human: Selections from the Collection of John and Cheryl Chia」に、 私の秋葉原をモチーフにした《Manda-la》作品が展示されています。 この作品は、数年前にシンガポールのコレクターに購入していただいたものです。 それがこうして美術館で展示される形で再び世に出ることを、とても嬉しく思います。 展覧会のテーマは「人間とは何か」。 変化の激しい現代の中で、私たちが自分とは何者かを探し続ける姿や、身体という存在を通して、人間の本質に迫る内容になっています。 秋葉原という情報と文化が密集した都市の中で、 一人の人間とその世界を一枚の写真に収めたこの作品が、 このテーマの中でどのように見えるのか、自分自身もとても興味があります。 会期は2026年1月19日から4月26日まで。 シンガポールに行かれる方は、ぜひご覧ください。 https://theprivatemuseum.org/human-being-human-selections-from-the-collection-of-johnandcherylchia/

残念なお知らせ。

名前を呼ばれた瞬間、私はしばらくその場から動けなかった。 第29回の 岡本太郎現代芸術賞 の授賞式。 特別賞として名前を呼ばれたとき、怒りとも情けなさともつかない感情が胸に込み上げ、その場で立ち上がることができなかった。 今回出品したのは、10年前に撮影した広島の作品と、最新作である東広島の作品。 戦後80年という節目の年に、この二つの時間を重ねるようにして展示した。 岡本太郎 の名を冠するこの賞は、時代によって評価の傾向が変わってきたように思える。 最近は、展示の過密性や、いわば「根性を見せろ」と言わんばかりのボリューム感のある作品が評価される傾向にあるように感じている。 そんな流れの中で、私はあえて逆の方法を選んだ。 展示方法は極力シンプルに。 しかし作品の内容は、誰よりも濃密にする。 結果として、その選択は審査の結果には結びつかなかった。 私の方法が届かなかったのか、あるいはもともと審査員の好みではなかったのかもしれない。 ただ、何よりも先に浮かんだのは、 作品に関わってくれた人たちへの申し訳なさだった。 授賞式のあと、少し失望した気持ちのまま展示スペースに立っていると、審査員の 山下裕二 さんが近づいてきた。 そして、どこか申し訳なさそうにこう言った。 「みんなに説明したんだけどね。」 私は思わず、「なかなか人生うまくいかないですね。」と答えた。 すると山下さんは静かにこう話してくれた。 「私の母親も広島出身で、私が生まれる前に被爆しているんです。」 その言葉から、広島に対する個人的な思い入れが伝わってきた。 その後、出品者の懇親会も早めに切り上げ、一人で帰ろうとしていたところ、同じギャラリーの会田さん、岡田さん、三川さんたちが声をかけてくれた。 「飲みに行きましょう。」 居酒屋で励ましてくれたその夜は、 それでもなかなか気持ちの整理がつかない、長い夜だった。 企画展「第 29 回岡本太郎現代芸術賞 (TARO 賞 ) 」 「芸術広場」 TARO 賞展の記事 https://geijutsuhiroba.com/ exhibitions/%e7%ac%ac29%e5%9b% 9e%e5%b2%a1%e6%9c%ac%e5%a4%aa% e9%83%8e%e7%8f%be%e4%bb%a3%e8% 8a%b8%e8%a1%93%e8%b3%9e%e5%b1% ...