2回目の敗北

昨日は岡本太郎賞の搬出、そして今日もまた2日目の搬出に向かっている。 

昨日、不意にスタッフの方から声をかけられた。

「宇佐美さん、※『お気に入りを選ぼう!』で2位だったので、記念品をお渡しします。2位なんて、まさに作品の力ですね」そう言って手渡されたのは、エコバッグと太陽の塔のソフビだった。 


以前も書いた通り、今回の太郎賞は「特別賞」という、自分にとっては非常に悔しい結果に終わった。

正直に言えば、今でも全く納得はいっていない。審査員の個人的な感情や好みが反映される世界だとは理解しつつも、到底飲み込めるものではなかった。 

そこに追い打ちをかけたのが、来場者による人気投票「お気に入りを選ぼう」の結果だ。

なぜか会期半ばの3月8日時点で締め切られ、発表された私の順位は「2位」。 

審査員の評価だけでなく、一般来場者の総意という数でも、私はトップに届かなかったのだ。

総投票数は過去最多の9461票。美術館の方によれば、1位とは相当なデッドヒートだったらしい。 

大勢の視線に晒され、その結果としても「1番」になれなかった。

傷口に塩を塗り込まれるとは、まさにこのことだ。 


「きっと、日本人の見る目がないのだ。世界へ出る男は、そう簡単に理解されるはずがない」 

そう自分に言い聞かせてみた。

人生は、長い旅なのだ。


※第29回TARO賞入選作品の中から、ご来館の皆さまにお気に入り作品を投票していただきます。
投票の結果は、当ホームページで発表するとともに、上位の作家には記念品を進呈します。


https://www.taromuseum.jp/event/「第29taro賞」関連イベント%E3%80%80お気に入りを選ぼう








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